・はじめに
この記事は反省会ではありません。
残念ながらそこそこ勝ってます。
反省会記事を見たかった人は回れ右。
・やりたかったこと
ドラミドロのヘドロウェーブで全体攻撃しつつ、
ヘドロウェーブを無効化できるクチートで追撃して蹂躙したい。
・着想
ドラミドロを使う構築を試してみたいというところから考察。
ドラミドロはかなり素早さが遅いため、トリックルーム構築とする事を決定。
遅い構築のメガ枠かつヘドロウェーブ無効のクチートを採用。
ヘドロウェーブ無効枠がもう1体欲しいのと、
相手のトリル要員を牽制できるポケモンとしてギルガルドを採用。
鋼タイプが2体でランドロスが重いので、
威嚇対策にもなるミロカロスを採用。
トリックルーム起動要員として非常に高い耐久を持ち、
かなり安定して動かせるポケモンとしてサマヨールを採用。
ここまででトリックルーム起動の補助、
それから2枚目のトリックルーム要員、
そしてギルガルドへの打点持ちとしてカクレオンを採用。
6体揃ったな、ヨシ！
ところでモロバレルどうするんでしょうかこれ。
・個体紹介
持ち物：クチートナイト
性格：勇敢
特性：威嚇 → 力持ち
種族値：50-85-85-55-55-50(合計380) → 50-105-125-55-95-50(合計480)
努力値：HP252 攻撃252 特防4
ステータス：157-150↑-145-x-76-49↓
メガ後：157-172↑-x-116-49↓
技構成：じゃれつく/岩雪崩/不意打ち/守る
備考：素早さ個体値0
今回のメガ枠。
ごく普通のメガクチート。
普通が一番強い。
ドラミドロのヘドロウェーブを無効化できてトリックルーム下で優秀で、
制圧能力にも秀でているとてもドラミドロと組む上で優秀なポケモン。
適当に攻撃してるだけでも正直強い。
単純にエーススペックの攻撃役です。
持ち物：命の珠
性格：冷静
特性：適応力
種族値：65-75-90-97-123-44(合計494)
努力値：HP212 防御44 特攻252
ステータス：167-x-116-163↑-143-44↓
技構成：ヘドロ爆弾/ヘドロウェーブ/龍の波動/守る
備考：素早さ個体値0
適応力のお陰でかなり火力が高めの範囲技である、
ヘドロウェーブで制圧していけるポケモンです。
ヒードランやギルガルドなどの鋼タイプには弱いものの、
鋼タイプ以外に対してはそれなりに通りがよく打点も高め。
メガガルーラのようなポケモンでも範囲技である割にはかなりしっかりと削れます。
意外と頼りになる火力を出してくれます。
持ち物：たべのこし
性格：控えめ
特性：勝ち気
種族値：95-60-79-100-125-81(合計540)
努力値：HP180 防御68 特攻236 特防4 素早20
ステータス：193-x↓-108-165↑-146-104
技構成：熱湯/冷凍ビーム/自己再生/守る
備考：今回の構築で一番種族値が高い。
耐久の高さを活かして詰めを意識している枠。
先発に出しておくことで、
威嚇を受け取れた場合はアタッカーとしても活躍します。
回復能力が高くやや受けにくいポケモンであり、
行動回数を稼ぐことで火傷を活かした詰めが狙えます。
ランドロスをうまくミロカロスの前に出させる事を意識すると、
それだけでもかなり扱いやすくなる気がします。
持ち物：進化の輝石
性格：生意気
特性：お見通し
種族値：40-70-130-60-130-25(合計455)
努力値：HP252 防御20 特防236
ステータス：147-x-153-x-198↑-22↓
技構成：ナイトヘッド/鬼火/トリックルーム/守る
備考：素早さ個体値0
サマヨールの自由枠とも言える4枠目に守るを採用した型。
それ以外は特筆することが特にない構成だと思います。
サマヨールはその性質上挑発を非常に良く誘います。
これを逆手に取って初手守るから味方に猫騙しを交代出しすることで、
挑発要員を恐れずにトリックルームを起動しにいくことができます。
全力でサマヨールを倒そうとする相手を透かすこともできるので、
使っていて楽しいポケモンでした。
わざわざ守るを採用してもそれを活かしきれるか？と言われると
ちょっとコメントに困る部分はあります。
持ち物：オボンのみ
性格：のんき
特性：変幻自在
種族値：60-90-70-60-120-40(合計480)
努力値：HP252 防御252 特防4
ステータス：167-110-134↑-x-141-40↓
技構成：イカサマ/フェイント/猫騙し/トリックルーム
ギルガルドに打点があって猫騙しがあって、
トリックルームの起動ができて相手のワイドガードの対策ができて、
そんな要望を全部盛りした結果入ってきたポケモンです。
構築の歪みを1枠で誤魔化そうとしている弊害として、
非常に怪しさのあるステータスの持ち主です。
物理耐久も特殊耐久も平凡なので、あまり期待はできません。
持っている要素自体は強く、使っていて活躍する場面は多かったです。
かなり使い方を模索する必要はありますが、
ポテンシャルは低くはないポケモンであると感じました。
持ち物：のろいのおふだ
性格：冷静
特性：バトルスイッチ
種族値：60-50-150-50-150-60(合計520)
努力値：HP252 特攻252 特防4
ステータス：167-x-170-112↑-171-58↓
技構成：シャドーボール/ラスターカノン/ワイドガード/キングシールド
相手のトリックルームに対して強く、
ギルガルドを意識した枠。
普通にアタッカーとしても強い上にヘドロウェーブが効かないので、
ドラミドロと並べると高い制圧力を発揮できます。
・使用感とか
勝率は大体7割くらい。
正直トリックルームでメガクチートが暴れればそりゃ勝てるよね、という形。
催眠耐性がないためドーブルやモロバレルが非常に苦手なほか、
構築の性質上ヒードランやギルガルドもかなり苦手な部類です。
これらに出会わない事を祈るのはまあ無理なので、
選出画面で見た時点で処理ルートを考え始めましょう。
ドラミドロにとって最高の相棒はメガクチートだとは思いますが、
多分メガクチートにとってドラミドロはそんなに……うん。
別にもっと強い相棒、いるよね？という感じがありました。
ギルガルドもドラミドロとの相性はそれなりに良かったのですが、
ギルガルドの性能を活かし切れるのは
ドラミドロが隣にいるときではないと思います。
相性が良さそうなポケモンを並べただけでは、
そんなに話が上手く進むわけがないと痛感しました。
ここまで書いていると非常にこの構築が残念な出来だったようにも見えますが、
使っていた感想は非常に使いやすくまとまった構築でした。
カクレオンやミロカロスの活躍を上手く使いつつ、
クチートがどう暴れるか？を考えていくシンプルなトリックルーム構築でした。
平日トリプル大会にも持ち込んだりしましたが、
第48回で優勝したりする程度には強い構築でした。
少なくとも私が扱う上では悪くない完成度だと思える構築でした。
本当に催眠耐性だけはどうしようもない状態なので、
そこだけを補えればかなり優秀な構築に仕上がっていると思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
