・はじめに
この大会はとあるトレーナーの、ちょっとした発言が由来で発生した大会です。
特殊対戦を楽しんでる人もいるんだな、程度の感覚でお読みください。
・やりたかったこと
小難しいことを考えずに火力で勝つ。
たったそれだけ。
・概要
この大会は短足珍獣さんの、「うたう1on1は寝落ち必至のクソ対戦になるな」という旨の発言を聞いた主催の醤油さんが何故か考察した結果、メタゲームが成立してしまったので大会が発生しました。
その結果酔狂な参加者が8名集まったので大会が無事開催する運びとなりました。
予選は2ブロックに分かれての総当たり、各ブロック上位2名が決勝進出。
決勝も総当たりとなります。
僕は短足ブロックに割り振られることとなりました。
大会概要記事は以下の記事となります。気になる方はご一読頂ければ幸いです。
※この構築記事を書く上で、短足珍獣さんからは許可を得ておりません。
・大会におけるメタゲームの大雑把なイメージ
この大会はダメージソースが悪足掻きに固定されます。
この技は特殊な仕様が多いので必要な仕様のみ書き出すと、
・威力50の必中技、接触技
・タイプ一致補正は発生しない
・特性「へんげんじざい」「リベロ」「ふしぎなまもり」「へんしょく」「ノーマルスキン」「フリーズスキン」「フェアリースキン」「スカイスキン」「エレキスキン」「すてみ」の影響は受けない
・特性「はりきり」「ちからもち」「ヨガパワー」「テクニシャン」「かたいツメ」の影響は受ける
・反動ダメージはHPの1/4
・小数点以下は0.25の場合のみ切り捨て。
・「ホズのみ」や「ノーマルジュエル」の効果は受けない
・特性「いしあたま」「マジックガード」で反動ダメージを無効化することは出来ない
*赤字部分は記事執筆時点にはソード・シールドでは正規手段では発生しない要素です。
となっています。ここから考えていくと勝ち方は3種類に分類され、
・相手に悪足掻きを使わせ、ゴツゴツメットと反動ダメージで倒す(ピクシーなど)
・自分が悪足掻きを使わないことで、反動ダメージで倒す(ヒメリ組)
・自分が悪足掻きを使うことで、攻撃で倒す(マリルリ、チラチーノ)
ということになります。
この辺りでメタゲームが発生するのですが、恐らく他の参加者(現時点だとキギ氏の記事が考察の過程がかなり細かく記述されていておすすめです)の論文をお読みいただくほうが分りやすいかと思います。
テツポンドさん(twitter:@tetspond)によると、プログラミングの結果上以下の記事の通りになるそうです。
こういう条件の100万回分の実験データを簡単に得られるとは、いい時代になりましたね。
僕は「対戦である以上殴り倒したい」という視点から、マリルリを選択することにしました。
チラチーノの方が素早さが高く、早く歌うのPPを切ることが出来るという強みはありますが、特性の関係で火力不足なのでマリルリとします。
真面目な解説をちょっとだけ入れると、以下のじゃんけんが基本です。
鉢巻<ゴツメ
ゴツメ<ヒメリ
ヒメリ<鉢巻
つまり、じゃんけんですね。多分。
・個体紹介
持ち物:こだわりハチマキ
性格:意地っ張り
特性:ちからもち
種族値:100-50-80-60-80-50(合計420)
努力値:HP12 攻撃252 防御148 特防4 素早92
ステータス:177-112↑-119-x↓-101-82
技構成:うたう
二つ名:あめにむせぶ
調整意図:攻撃特化、HP4n+1の最低値、素早さ4振りピクシー+1、残り防御、端数を特防
極めてオーソドックスな気がするマリルリ。
相手を眠らせて自分のPPを早く削りたいのでピクシーやマリルリを抜けるであろう範囲まで素早さを高めました。
耐久が若干下がりますが、ハチマキマリルリ相手などであれば大きな問題にならないであろうと考えていました。
主にヒメンカに対しては悪足掻きで押し切れる点もマリルリの評価点としています。
素早さに振ったことで、対鉢巻マリルリ(努力値はH12B244振り、攻撃特化個体におけるHPが4n+1となる物理最硬配分)に対しては与ダメージが最低乱数でも悪足掻きの反動である44を上回る(ダメージ:49-58)ため、相手に悪足掻きを撃たれる前にこちらが悪足掻きを撃ち込めればやや有利な展開になると考えていました。
なお、この個体への攻撃特化ハチマキマリルリの悪足掻きダメージは54-64のため、2回以上先行悪足掻きを撃てればダメージレース上勝ちが確定します。
同時に撃ち始める場合には判定負け(相手の2回目の悪足掻きによって倒れ、相手も反動で倒れる)となりますが、先制で歌うことでケアしています。
性質上、後攻歌う系とハチマキ悪足掻き系には強いですがゴツメ系には弱い個体となります。
・戦績
予選1戦目:休歌さん(ヒメンカ@推定:進化の輝石)/勝ち
予定通り先制歌うからスタートしていたものの、休歌さんのヒメンカの自覚が強く(弱く?)、PP上やや不利(=PPが多く残っている)な展開となります。
最終的にヒメンカに先制悪足掻きを使われるものの、受けきった上で悪足掻きの火力と相手の反動ダメージで強行突破して勝ち。
予選2戦目:ガラナさん(マリルリ@ゴツゴツメット)/負け
ポケモンとしてはミラーマッチ。鉢巻であれば上記の考察よりそれなりの高確率で勝てる点から有利だと思っていましたが実際にはゴツメ個体。
相手のPPが尽きる前にこちらのHPがなくなってしまい負け。
急所が1回でも発生すれば…!という点が悔やまれますが、それもこの大会の楽しみですね。
ガラナさんの記事はこちらからどうぞ。
予選3戦目:テツポンドさん(ピクシー@ゴツゴツメット)/負け
ただでさえ不利な相手だった上に、異常なまでの運の良さ(悪さ?)で歌うの眠りターンの長さや相手側の歌うの失敗などの運も絡み、ゴツゴツメット+反動ダメージで負け。
予選戦績は1勝2敗のため、予選落ちとなりました。
エキシビションマッチ:クロサナさん(ラプラス)/勝ち
事前の予想としては微有利。PPを早く切らせて悪足掻きを撃ち込む予定。
素早さで有利なのもあり先制うたう命中からスタートしたものの、
相手のラプラスの自覚が強過ぎる(弱すぎる)せいでPP切れは相手が先に発生。
ヒメリの実によりPP延命が発生しました。
そのままこっちがPP切れを起こし、悪足掻き4回で撃破し勝利。
・感想
こういう何も考えない大会、楽しいですね!!
主催の醤油さん、運営のharugamiさん、元凶の短足珍獣さん、大会参加者の皆様、ありがとうございました。
・何故か出来上がった動画
・他の参加者の記事
・短足グループ
ガラナさん(優勝者)の記事:
テツポンドさんの記事:
・珍獣グループ
キギさんの記事:
ジョンさん(準優勝者)の記事:
クロサナさんの記事:
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。