破片影

ポケモントリプル勢の端くれによる不定期更新なブログです。

【ポケモンORASトリプル】神話超克ミュウアルセ

・やりたかったこと

ランダムマッチ フリーモードは伝説も幻も使えるので、
全てを使って浪漫を追い求めたかった。

・着想

猫騙しミュウ。
恐らく全解禁ルールを触ったことがある人なら、
一度はどこかの文献で見たことはあるポケモンだと思います。
実用的な個体の入手難易度は極めて高く、
未捕獲のエメラルドを確保し厳選を行い、
XDに輸送して猫騙しを教えてくれるまで技候補厳選、
これらを経て任意の作品に送る事になります。
この入手難易度の高さから、
文献には記されているが、実例を見たことのないポケモンなのではないでしょうか?

今回はそんな猫騙しミュウを色々あって確保できたので、
ミュウを採用したとびっきり楽しそうな構築を作ることにしました。

幻のポケモンを1体採用した時点で、
もう何体採用してようとレートでは再現不可能な構築ですし、
なによりランダムマッチ フリーモードでは使用可能なポケモンの制限もないので、
開き直ってやりたい放題する構築にしました。

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・個体紹介

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ミュウ

持ち物:シルクのスカーフ
性格:陽気
特性:シンクロ
種族値:100-100-100-100-100-100(合計600)
努力値:HP252 特防4 素早252
ステータス:207-120-120-x↓-121-167↑
技構成:猫騙し/変身/タマゴ産み/守る
備考:実際に運用した個体は攻撃個体値12、防御個体値28、特攻個体値16。
実際のステータス:207-111-119-102↓-121-167↑

今回の構築の起点。だいたい元凶。
全解禁ルールで噂には聞いたことのある構築の1つに、
「ミュウアルセ*」というものがあったのでそこから着想を得て作成。
奇跡的に未捕獲ミュウ入りエメラルドを確保できたので、
色違いかつ最速かつ性格が臆病or陽気で耐久面がとにかく高い個体を重視した結果、
攻撃個体値と防御個体値がちょっと低くなってしまいました。
それでも耐久面はほぼ理想値なので満足しています。

猫騙しでマリルリの腹太鼓をサポートしながら、
自己暗示したアルセウスグラードンに変身。
圧倒的な破壊力を振り翳す悪魔のようなポケモンです。
猫騙しと変身を両立できるポケモンは他にドーブルしか存在せず、
素早さ種族値が75と100では先手を取れる相手も大きく変わります。
特にガルーラ(メガ前)に対して先手を取れるかどうかは
かなり大きいな違いと言えるのではないでしょうか。

 

*ミュウアルセ:ミュウ+アルセウスの並び。
ミュウが猫騙ししながらアルセウスが剣の舞、
次のターンにアルセウスが神速or守るを選択しながら
ミュウが味方のアルセウスに変身。
これで2体のアルセウスで制圧するのが基本的な流れです。
やる事はシンプルながら、非常に強力な組み合わせと言えます。
実際には猫騙しミュウの確保が難しい事から、使用者はほぼ存在しません。
かなり昔からポケモンに慣れ親しんでいる人と全解禁ルールで戦うことがあるのなら、
警戒しておいて損はないかもしれません。
もし出会えたら非常に貴重な経験が出来たと考えましょう。

 

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アルセウス

持ち物:食べ残し
性格:意地っ張り
特性:マルチタイプ
種族値:120-120-120-120-120-120(合計720)
努力値:HP108 攻撃172 防御4 特防4 素早220
ステータス:209-178↑-141-x↓-141-168
技構成:神速/シャドーダイブ/自己暗示/守る
備考:2009年映画配布個体

裁きの時は来た。

全ての種族値が120という極めて高い数値の持ち主。理不尽の権化。
HPが16n+1(食べ残し意識)、素早さが最速ミュウ抜き、
防御と特防に4ずつ振り残りを攻撃に振りました。
耐久に割いている努力値はそこまで多くはないですが、
種族値120という暴力的な数値のお陰でそこそこ安定した耐久となります。
カポエラーインファイト程度なら真正面から受けきれます。
太鼓暗示神速の火力指数は85,440。
特化鉢巻アローのブレイブバードの火力指数が39,420なので、
事前準備が必要とはいえ2発分の破壊力が、
優先度+2で(疾風の翼より早く)飛んでくるのは流石創造神と呼ぶべきでしょう。

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グラードン(ゲンシグラードン)

持ち物:紅色の珠
性格:陽気
特性:終わりの大地
種族値:100-150-140-100-90-90(合計670) → 100-180-160-150-90-90(合計770)
努力値:HP252 特防4 素早252
ステータス:207-170-160-x↓-111-156↑
ゲンシカイキ後:207-200-180-x↓-111-156↑
技構成:断崖の剣/炎のパンチ/自己暗示/剣の舞

GSルール(禁止級伝説2体が採用可能なダブルバトル)でも最強格のポケモン
特性で4倍弱点を消去するという、伝説らしい壊れ性能の特性を持ちます。

体力がかなり高い代わりに防御・特防の数値は低いので、
被弾時のダメージそのものはそれなりに大きめに見えます。
総合的な耐久も高いわけではないので、
扱う上で注意が必要なポケモンと言えるでしょう。

このグラードンは自己暗示と剣の舞を同時採用。
守るを採用する技スペースを確保できませんでしたが、
ギミック展開の成功率を引き上げられたので悪い選択ではなかったと思います。

太鼓暗示断崖の剣の火力指数は144,000(複数対象補正込みで108,000)、
剣舞断崖の剣の火力指数は72,000(複数対象補正込みで54,000)。
特化メガガルーラの捨て身タックルの火力指数が52,380なので、
剣舞断崖の時点で相手全員に特化メガガルーラの捨て身タックルより
ほんのり高い火力が襲いかかると考えるとこの恐ろしさが分かると思います。

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マリルリ

持ち物:オボンの実
性格:意地っ張り
特性:ちからもち
種族値:100-50-80-60-80-50(合計420)
努力値:HP228 攻撃252 防御4 特防4 素早20
ステータス:204-112↑-101-x↓-101-73
技構成:アクアジェット/はたき落とす/腹太鼓/守る

非常にシンプルな腹太鼓マリルリ
腹太鼓で火力を上げて殴る、とてもわかりやすい。
じゃれつくを切ってはたき落とすを採用したことで、
腹太鼓を決めてしまえばモロバレルに弱くないのが魅力となります。

太鼓アクジェの火力指数は53,760程度。
ここまでに出てきたバケモノ共のせいでそこまで火力は高くないように見えますが、
先制で特化メガガルーラの捨て身タックルより高い火力を撃ち出せます。
火力としては優秀ですがファイアローには強くない点、
ゲンシグラードンを場に出すとアクアジェットは無力化される点に気をつけましょう。

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ダークライ

持ち物:気合いのタスキ
性格:臆病
特性:ナイトメア
種族値:70-90-90-135-90-125(合計600)
努力値:特攻252 特防4 素早252
ステータス:145-x↓-110-187-111-194↑
技構成:悪の波動/ダークホール/横取り/守る
備考:実際に使用した個体は防御個体値28、実数値109

横取りで相手のファストガードを奪い取ったり、
悪の波動で位置関係を無視してタスキ破壊の追撃を行うポケモンです。
もちろん普通にダークホールを選択しても強く、
その存在が相手に威圧感を与えるポケモンです。

流石に色違いの個体の用意は諦めました。
1本だけならイベントを残したプラチナも持っていますが、
流石にそのイベントを見れる状態を切り崩す勇気はありませんでした。

悪の波動の火力指数は22,440程度。
控えめヒードランの複数対象補正熱風の火力指数が21,375なので、
大体これくらいのダメージだと考えておくと良いでしょう。
アタッカーとしての活躍に期待するのはやめておきましょう。
他が強すぎます。

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トゲキッス

持ち物:脱出ボタン
性格:図太い
特性:天の恵み
種族値:85-50-95-120-115-80(合計545)
努力値:HP244 防御252 特攻4 特防4 素早4
ステータス:191-x↓-161↑-141-136-101
技構成:マジカルシャイン/エアスラッシュ/この指とまれ/守る

この指とまれを駆使するサポート要員。
流石に幻のポケモンをもフル活用しても、
太鼓マリルリを補助できるポケモンが少なかったため採用。

アタッカーとしての役割には一切期待していないが、
相手の攻撃を引き寄せて、そのまま脱出ボタンによる交代が要。
モロバレルの方が耐久面では信頼できるが、
ブレイブバードが弱点ではないこと、
怒りの粉と違い防塵にも効くことを評価しました。

・使用感

戦績としては10戦10勝。流石に強いですね。
アルセウスが自己暗示できない展開や
マリルリが自己暗示成立前に倒される展開などもありましたが、
グラードン剣舞と自己暗示を両立しているため
自己暗示そのものはかなり成立させやすかったように思います。
猫騙し変身ミュウも大活躍したのでよし。
先制技で制圧するというコンセプトのため、
自己暗示さえ成立すれば相手の構築に影響されにくい強さなのも
評価点だと思います。

2回ほど雨パーティに出会いましたが、
ゲンシグラードンで天候を奪った挙げ句
メインウェポンであろう水技も無力化していたのは、
本当に申し訳ない気持ちになりました。

・まとめ

HPと素早さが両方高い変身猫騙し使いとしてミュウを採用した構築でしたが、
ドーブル以外でこれを行えるというのは単純に数値が高く、
非常に優秀でした。

流石に伝説幻フル活用で構築を組むのは、
現トリプルフリー環境上問題ないとはいえ
基本的に伝説なし環境を想定されているので今後は控えようかと思います。
やるならGSトリプルとかの話が出た時くらいにします。

ただ、幻のポケモンを1体組み込む程度なら
今後もちょっと試して遊びたいなとは思いました。
伝説が使えるルールはある程度公式でも開催される(現在の剣盾とか)事は多いですが、
幻のポケモンを使えるルールの開催頻度は少ないですからね。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

 

・参考動画

【ポケモンORAS】トリプル百景 その9:光臨のミュウ【トリプルバトル】 - ニコニコ動画

【ポケモンORAS】トリプル百景 その9:光臨のミュウ【トリプルバトル】 - YouTube