・はじめに
この記事は、Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023の269日目の記事となります。
また、この記事内では非エクという表現を多用します。
これはEX・GX・V・VMAX・VSTAR・exなどの「倒されるとサイドを複数枚取られるポケモン」に該当しないポケモンの総称としてお読みください。
・前置き
このカード、可愛くないですか?
このカードは「白銀のアルカナ」に収録されていたカードの1枚です。
ワザの性能も悪くはなく、最大240点までは出せます。
具体的には
現実的に狙って出せるのは180点の事が多いですが、
それでもシステムポケモンであるデデンネGX、クロバットV、
カプ・テテフGX、ネオラントV、イキリンコexを倒すには充分な火力です。
可愛い上に、ちゃんと実用性もある素晴らしいカードです。
これでデッキを組んでみましょう。
環境デッキと名高いレジドラゴやルギアに勝てる程の強さという程ではないですが、
こういう可愛いデッキでもそこそこちゃんと戦えるという事を
知ってくれると嬉しいなと思い記事を書きました。
まだまだ欠陥が多いデッキだとは思いますが、
思い思いに改善して使ってくれると嬉しいです。
エクストラは高い!というイメージも持たれがちですが、
確かに初期コストはスタンダードに比べると若干高いものの、
一度組めばデッキリストの更新をせずとも
半年程度であればあまり支障が出ないことも知っていただけると嬉しいです。
現にこのリストは約4か月前に作成してからは、
エーススペック枠くらいしか特に大きな修正をしていないデッキリストになります。
これでもそれなりには戦えます。
・デッキリスト
デッキコード:FFF55w-cetere-VVFkwV
・採用理由と枚数の解説
ポケモン 18枚
テールナー 4枚
フォッコ 4枚
このデッキの主軸。どう考えても4枚ないと無理。
テールナー4枚目だけはレスキューキャリーに変えてもいいかも知れません。
オクタン(アビスハンド) 3枚
テッポウオ 3枚
このデッキを非エクだけで構成する上で重要なカード。
これで手札の補充を行います。
万が一のために2枚は常に場に立てておきたいので3枚ずつ。
クレッフィ2枚
可能な限りこのカードを場に出して1ターン目は番を終えましょう。
サイド落ち考慮の2枚採用。
ホシガリス 1枚
オクタンのアビスハンドで引ける枚数を稼ぐために採用。
これがあるとないとでは手札の回転率が大きく変わります。
可能なら2枚採用したいですが、枠がないので1枚採用。
バリヤード 1枚
あると便利なベンチバリア枠。
超タイプでソーナンスに強く、HP70でドラパルトexにも強い事を評価しています。
ソーナンス対策をそこまで気にしないならマナフィでも可。
ミュウなどで代用するとレジドラゴに出会った時にかなり苦戦すると思います。
元々ほぼ不利ですが。
グッズ 21枚
レベルボール 4枚
このデッキはHP90以下のポケモンだけで構成されているので、
実質ポケモンなら誰でも探せる便利枠です。
4枚採用しないことに理由が必要。
なかよしポフィン 2枚
このデッキのたねポケモンはHP70以下しかいないので、
盤面展開に便利なカードとして採用しています。
正直3枚あってもいいかなと思いますが、枠が足りません。
ハイパーボール 3枚
レベルボールがない時のテールナー・オクタンを呼び出すカード。
1枚削ってなかよしポフィンに変えてもいいかも知れません。
フィールドブロアー 1枚
シンオウ神殿などの厄介なスタジアムや、
ダストダスのダストオキシンを消去したい時向け。
あると便利な1枚。ザオボーで代用も可。
バトルコンプレッサー 3枚
2枚使ってセレナを確実に4枚トラッシュするためのカード。
1枚サイド落ちを考慮してこの枚数です。
バトルサーチャー 3枚
トラッシュからボスの指令を呼び出すためのカード。
たまにナンジャモで相手の妨害もします。
3枚で困ったことは特にないのでこの枚数。
レスキューキャリー 2枚
このデッキはHP90以下のポケモンだけで構成されているので、
実質ポケモンならトラッシュから誰でも呼び戻せる便利枠です。
耐久力が壊滅的なので2枚採用で継戦能力を補っています。
可能なら3枚目も欲しい気はします。
スペシャルチャージ 2枚
トラッシュから特殊エネルギーを山札に戻すカード。
このデッキには特殊エネルギーしか採用されていないので、
エネルギー面での継戦能力の補強用のカードです。
3枚目が欲しい気もするので悩みどころです。
シークレットボックス(エーススペック)
グッズ・サポート・ポケモンの道具・スタジアムを持ってくるカード。
レベルボール・ボスの指令orナンジャモ・軽石・頂への雪道辺りを持ってきて、
相手の妨害の布石を打ちつつ、自分の展開の補助を行えるカードです。
エーススペック枠自体はかなり悩ましく、
他の候補にアンフェアスタンプ、いのちのしずく、ハイパーアロマなどがあります。
ポケモンの道具 2枚
かるいし 2枚
逃げるためのエネルギーがなくなる超便利カード。
理想を言えば3枚欲しいのですが、そこまでの枠がないので2枚採用としています。
サポート 10枚
博士の研究 1枚
手札をトラッシュして7枚引くカード。
基本的にあまり捨てたいカードは多くはないので、
対戦中に1回使うかどうかになると思います。
ボスの指令 2枚
このデッキの瞬間火力はそこまで高くはないので、
ベンチの体力の低いポケモンを地道に仕留めていくのが基本的な立ち回りになります。
2枚あればバトルサーチャー込みで困らない程度に使えます。
グズマ&ハラ 2枚
サポート権を使う代わりにスタジアムとポケモンの道具と
特殊エネルギーを持ってこれます。
大体シークレットボックスのような使い道になります。
ナンジャモ 1枚
手札を入れ替えつつ、相手の手札に干渉できるカードです。
可能なら他のカードを削って2枚にすると安定感が上がるかも知れません。
博士の研究をナンジャモにするのも選択肢です。
セレナ 4枚
かわいい枠。
カードの効果は特に気にせずにトラッシュしましょう。
トラッシュしないとテールナーの火力が上がらないので注意です。
スタジアム 3枚
頂への雪道 3枚
ルールを持つポケモンの特性を無力化するカード。
デデンネGX、カプ・テテフGX、クロバットV、ネオラントV、イキリンコexなどの
主要なデッキを動かすためのポケモンの特性を軒並みシャットアウトできます。
自分のデッキはすべて非エクなのでデメリットを一切受けません。
3枚あれば基本的に困らないと思います。
特殊エネルギー 6枚
ツインエネルギー・ダブル無色エネルギー 合計6枚
このデッキは非エクなので
ツインエネルギーとダブル無色エネルギーは特に違いを意識する必要はありません。
同名カードが4枚までという制限上6枚ともツインエネルギーで揃える、
みたいなことはできませんが、
4-2採用でも3-3採用でも対戦を行う上ではなんの影響もありません。
用意しやすい枚数でどうぞ。
・可能なら採用したいカード
ポケモンレンジャー(サポート)
ワザの追加効果をなくすサポート。オルタージェネシスGX対策用。
これ以外にもグッズを使えなくしてくる相手にもあると便利です。
・基本的な立ち回り
このデッキは先攻を選択します。
レジドラゴやファストレイド系に先攻を取られた場合は残念ですが仕方ないです。
後攻を選択しない理由は、
ミツル不採用のため後攻1ターン目から動き出すことができないためです。
仮にミツルを採用していてもテールナーだけが進化したところで、
セレナをトラッシュできてないのであればなんの意味もないという理由からです。
エクストラにおける大半のデッキは後攻を選ぶはずなので、
それなりに高い確率で先攻を取れると思います。
基本的には1ターン目にはテッポウオ・フォッコ2枚以上をベンチに並べつつ、
クレッフィをバトル場に出した状態で相手に番を渡しましょう。
可能であればこの時に頂への雪道も貼ってあると、
相手の展開をかなり強く制限できるので理想的です。
2ターン目以降はテッポウオを進化させてオクタンのアビスハンドを駆使しつつ、
フォッコを進化させてエネルギーを付け、
いつでもフレアパレードを打てる状態を維持するのが基本的な立ち回りです。
この時クレッフィがバトル場におらずオクタンが2枚立っている状態であれば、
ホシガリスのすあなにかくすも使えるので、
アビスハンドで手札補充→すあなにかくすで手札を減らす→アビスハンドで手札補充
という流れでカードをグルグル回しつつ、
相手のシステムポケモンなどをボスの指令で狙い撃ちというのが基本の流れです。
ルールを持つポケモンの特性への依存度が高いデッキは
概ね頂への雪道で止められるのでやや有利と言えるでしょう。
逆に自分自身が特性を封じてくるデッキや
特性への依存度がそこまで高くはないデッキ、
耐久力が高くアセロラなどで粘り強く戦うデッキにはかなり不利です。
前者の例はターボダークなどの悪タイプ系デッキ、
後者の例はレジドラゴや黒馬バドレックスなどが該当します。
・おわりに
このデッキの記事を書く上で日々対戦してくださっている素敵なご友人、
ならびにデッキのリスト修正案を提案してくださった友人に深く感謝します。
みんなも一緒に、エクストラやろう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。