破片影

ポケモントリプル勢の端くれによる不定期更新なブログです。

【ポケモンORASトリプル】バンドリマンダ反省会

・やろうとしていたこと

たまには普通に強そうな構築を使ってみたいと思いました。
前回はガルニンフアローを使ったので、
それとは別の比較的普通な構築を使いたいと思いました。

…思いました。思っていました。

・着想

メガ枠で最強といえば何か?
大体の人は口を揃えて「メガガルーラだ」と答えるのではないでしょうか。

では、メガガルーラ以外は環境にいなかったのか?
答えはNOです。
メガガルーラ以外にも、優秀なメガシンカポケモンは何体かいます。

その内の1体がメガボーマンダ
ORASで追加されたメガシンカの1種であり、
高い素早さと耐久、それなりの火力を併せ持ちます。
このメガボーマンダを使った構築の系統として有名なのが、
記事名にもなっている「バンドリマンダ」です。
バンギラスドリュウズボーマンダを軸とした砂パーティとなります。

追い風と天候による素早さの補強を行ったドリュウズによる制圧を基本に、
威嚇を恐れずに済む特殊型メガボーマンダによる火力の押しつけがメインです。
多分。

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・個体紹介

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ボーマンダ

持ち物:ボーマンダナイト
性格:臆病
特性:いかく → スカイスキン
種族値:95-135-80-110-80-100(合計600) → 95-145-130-120-90-120(合計700)
努力値:HP212 攻撃252 防御44
ステータス:171-x↓-100-162-100-178↑
メガ後:171-x↓-150-172-110-189↑
技構成:ハイパーボイス/竜の波動/追い風/守る

今回の構築の起点。別名を血に濡れた三日月。

メガシンカによる種族値変化は
攻撃面より耐久面が大きく向上します。
特性が火力面の補強を行うため、見た目よりも火力は出せます。
ノーマル特殊技はハイパーボイス・輪唱・破壊光線くらいなので、
ハリテヤマカポエラーなどを目の前にすると
フェイントか横取りがないと手を出しにくいのが難点です。

火力は低いわけではないのですが、
スキンハイボ枠としてニンフィアと同列の火力を期待すると、
どうしても火力不足に見えてしまうのが悩みの1つ。

 

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バンギラス

持ち物:こだわりスカーフ
性格:意地っ張り
特性:砂起こし
種族値:100-134-110-95-100-61(合計600)
努力値:攻撃252 防御4 素早252
ステータス:175-204↑-130-x↓-120-113
技構成:岩雪崩/噛み砕く/蹴手繰り/冷凍パンチ

スカーフ雪崩連射要員。
意地っ張りスカーフで素早さは169相当。
最速メガガルーラ(167)より早く、必要最低限の素早さはあります。
ワイドガードがない場面であれば、
適当にスカーフ岩雪崩を撃つだけでそれなりに貢献してくれます。

砂嵐で特防が上がるのは第四世代以降。
第三世代では特性で砂嵐を起こしても、特防上昇効果は発生しません。
第三世代での対戦ルールでバンギラスが使えるルールはほぼ存在しないので、
考慮する必要はないかもしれませんが……。

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ドリュウズ

持ち物:命の珠
性格:意地っ張り
特性:砂掻き
種族値:110-135-60-50-65-88(合計508)
努力値:攻撃252 防御4 素早252
ステータス:185-205↑-81-x↓-85-140
技構成:ドリルライナー/岩雪崩/アイアンヘッド/守る

今回の構築のエース。
ドリルライナーを採用することで、味方を気にせず地面技を撃てます。
たまに外すのはご愛嬌。

体力がかなり高い代わりに防御・特防の数値は低いので、
被弾時のダメージそのものはそれなりに大きめに見えます。
総合的な耐久も高いわけではないので、
扱う上で注意が必要なポケモンと言えるでしょう。

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サンダー

持ち物:オボンの実
性格:臆病
特性:プレッシャー
種族値:90-90-85-125-90-100(合計580)
努力値:HP252 特防68 素早188
ステータス:197-x↓-105-145-119-158↑
技構成:10万ボルト/めざめるパワー氷/追い風/羽休め
備考:防御個体値30

追い風起動要員の耐久厚めなサンダー。
素早さを最速霊獣ランドロス+1に調整し、
HP特化、残りを特防に割り振ったもの。
特性の発動順を確認することで、
相手の霊獣ランドロスのスカーフ確認が出来ます。他所見厳禁。

耐久がそこそこ高く、
ニンフィアの前で羽休めで粘ったり、
2週目の追い風を起動させたりとそこそこ活躍はしてくれたポケモン
守るを所持していないため、
猫騙し警戒で守りたいけど守れないから仕方なく羽休め」という
非常に消極的な選択が多かったのは反省点ではないかと思います。

普段は特攻特化サンダーを使っているので、
10万ボルトの火力の低さに驚く場面が非常に多かったです。

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ヒードラン

持ち物:シュカの実(弱点の地面技を被弾時ダメージ半減)
性格:控えめ
特性:貰い火
種族値:91-90-106-130-106-77(合計600)
努力値:HP4 特攻252 素早252
ステータス:167-x↓-126-200↑-126-129
技構成:熱風/ラスターカノン/大地の力/守る

クロツグパでの使用経験を意識して採用した個体。
体力がある程度残っていればドランミラーでも強気で動けるのは、
独特の強さがあり使っていてとても楽しいポケモンでした。

熱風を振り回しているだけで活躍してくれる扱いやすさが強みであり、
バンギラス並みに考えることが少なかったように感じます。
悩まずに済むポケモンは優秀ですね。

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モロバレル

持ち物:ゴツゴツメット
性格:生意気
特性:再生力
種族値:114-85-70-85-80-30(合計464)
努力値:HP236 防御20 特防252
ステータス:219-x-93-105-145↑-31↓
技構成:エナジーボール/怒りの粉/キノコの胞子/守る

条件が揃えばとても強いキノコ
接触技のグロウパンチを半減で受けられることから、
ガルーラに狙われたバンギラスヒードランを庇う役目が多かったです。
HPは再生力意識の3n最大値に調整しました。

キノコの胞子はあると便利なのは間違いないですが、
ラムの実持ち(サンダーなど)によく出会ってしまい、
その強さを活かしきれなかったのは反省点でした。
防塵ゴーグル持ちには恐らく出会わなかったので、
キノコの胞子を警戒させる点や味方を庇うという使い方なら、
今でもその強さは健在と言えると思います。

・使用感

戦績としては3勝7敗。勝率30%です。どうして…。

純粋にドリュウズヒードランは火力がそれなりにあるものの、
バンギラスボーマンダは火力不足気味、
サンダーやモロバレルはアタッカーとして数えられないという点から
相手の火力に押し負ける場面が非常に多い構築に仕上がってしまったように思います。

個体としては決して弱くはないのですが、
全体的に火力不足(当社比)であり、
相性を無視して吹っ飛ばすような構築を使っている人には手に馴染まないものでした。
流石にタイプ一致とはいえ、
威力75の相手複数対象では等倍相手では大した火力にならないですからね。

次に構築を作る際には、もっと火力の高いものに仕立てようと思います。
少なくとも私には、超火力を撃ち出す構築の方が向いているようです。

何でもありの環境で火力を撃ち出す事に尖らせた構築も考えたいですね。
せっかく今の環境はランダムマッチ フリーモード、
どんなポケモンでも使えるのですから。

・まとめ

天候を維持するだけで素早さを倍増させる、というのは非常に強力です。
この点に関しては疑う余地はないと思います。
ですがこの恩恵を受けるのは構築の中でドリュウズのみであり、
それ以外の補助として追い風が必要になること、
その為に追い風要員として運用するポケモンが必要になり、
結果として構築内のアタッカーが少なくなるという事態に陥ったように感じました。

砂掻きという特性は強いですが、それを活かそうとすると難しい。
雨パーティがなぜ強いのかを再認識させられた構築でした。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。