・やりたかったこと
キョダイゲンガーを使ってみたい。
・着想
キョダイゲンガーのキョダイマックス技、キョダイゲンエイ。
これは相手全体に逃げられない状態を付与する技になります。
元々ゲンガーはメガシンカ出来るポケモンであり、当時の特性は影踏み。
剣盾ではメガシンカが出来なくなってしまったので、それを意識した形でしょうか?
色違いのキョダイゲンガーは白くなるのもメガゲンガーを感じさせられますね。
効果自体はそれなりに強そうです、使ってみましょう。
・個体紹介
ゲンガー(キョダイマックス)
持ち物:命の珠
性格:臆病
特性:呪われボディ
種族値:60-65-60-130-75-110(合計500)
努力値:HP252 防御4 素早252
ステータス:167-x↓-81-150-95-178↑
技構成:シャドーボール/ヘドロ爆弾/気合玉/守る
今回のダイマックス枠。
地面から生えているような形状のためか、
特殊なダイマックス演出を披露してくれます。
気合玉は今回のポケモンに物理アタッカーがやや多いため採用。
擬似的な手助けとして便利です。
今回は火力に努力値を振っていませんが、
これでも火力は特殊ドラパルトとほぼ同じ(臆病ドラパルトは特攻152)です。
なので使う感覚としては素早さが遅いドラパルトを想像すれば良いかと思われます。
ウオノラゴン
持ち物:こだわりスカーフ
性格:陽気
特性:頑丈顎
種族値:90-90-100-70-80-75(合計505)
努力値:攻撃252 防御4 素早252
ステータス:165-142-121-x↓-100-139↑
技構成:エラ噛み/サイコファング/噛み砕く/逆鱗
先手を取れれば圧倒的な火力で制圧できるアタッカーです。
この構築の中でも特にダイマックス適正が低いので、
ゲンガーとの同時選出がしやすいポケモンの1体と言えますね。
捕らえた相手を上から噛み付いて倒す、という点ではかなりゲンガーと相性が良いと思われます。
持ち物:こだわりハチマキ
性格:陽気
特性:ARシステム
種族値:95-95-95-95-95-95(合計570)
努力値:HP4 攻撃252 素早252
ステータス:171-147-115-x↓-115-161↑
技構成:大爆発/岩雪崩/噛み砕く/アイアンヘッド
超火力を放つアタッカー。
大爆発の破壊力は圧倒的で、味方のダイナックルによる攻撃力上昇があれば
ダイマックスロトムを大爆発だけで撃破できます。
ゲンガーのキョダイゲンエイで捕らえた相手を守られなければ仕留められる、という点は
非常にゲンガーと噛み合っているのではないでしょうか。
持ち物:ソクノの実
性格:意地っ張り
特性:負けん気
種族値:100-123-75-57-75-80(合計510)
努力値:攻撃252 防御172 素早84
ステータス:175-192↑-117-x↓-95-111
技構成:ブレイブバード/アイアンヘッド/ダメ押し/追い風
追い風による素早さ補助枠。
素早さは追い風状態で準速95族のスカーフ持ち(仮想敵はヒヒダルマ、シルヴァディ)を
抜けるようにしています。
負けん気のためガオガエンなどが来ると威嚇を利用して攻撃を上げられます。
ダイマックス技も場合によっては負けん気トリガーに出来るのが強いですね。
キュウコン(アローラの姿)
持ち物:気合のタスキ
性格:臆病
特性:雪降らし
種族値:73-67-75-81-100-109(合計505)
努力値:HP4 特攻252 素早252
ステータス:149-x↓-95-133-120-177↑
技構成:吹雪/フリーズドライ/ムーンフォース/守る
対天候パーティ枠。
天候パーティに対する対応は、
天候を書き換えるのが一番簡単なのではないかと思い採用しました。
対応としては間違ってないとは思いますが、
どうしても砂パーティに対しては弱点を突かれてしまう点と、
火力が低めである点が気になりました。
ジュラルドン
持ち物:突撃チョッキ
性格:控えめ
特性:筋金入り
種族値:70-95-115-120-50-85(合計535)
努力値:HP236 防御12 特攻252 特防4 素早4
ステータス:175-x↓-137-189↑-71-106
技構成:徹底抗戦/流星群/悪の波動/ドラゴンテール
タイプ一致技がひたすら強力なポケモン。
技効果にデメリットの大きい技が多いので雑に戦わせ内容に注意しましょう。
ドラゴンテールはトリックルーム対策です。
無効にしてくる相手には徹底抗戦を放ちましょう。
・基本的な立ち回り
先発にゲンガーとウォーグル、控えをウオノラゴンとジュラルドンとします。
必要に応じて最初の行動を分岐させましょう。
追い風が必要であればゲンガー守る+ウォーグル追い風、
そうでなければゲンガーがダイマックス、ウォーグル交代です。
先発にゴーストタイプがいるかいないかに応じて、キョダイゲンエイとダイナックルを撃ち分けます。
後は盤面を制圧することを意識して殴っていきましょう。
・使用感
全体的にスペックの高いポケモンで構成されており、
基本的には対戦していてこの要素が欲しい、と感じることが殆どなかったように感じます。
ただ、どうしてもキュウコンを用いて天候を書き換えるのは不安定さが目立つ場面が多く、
特に火力面に安心できない要素があるように感じました。
キョダイゲンエイですが、ほぼ使う場面はありませんでした。
基本的に相手の防御を下げずに済む(=勝ち気負けん気などを気にせずに済む)ダイホロウという使用感です。
特殊アタッカーが多めの構築であれば防御低下をメリットに感じる場面は少ないので、
そういう構築でダイマックス枠が余っているなら採用を検討してもいいかもしれません。
・まとめ
キョダイゲンガーを試してみる、というのが今回の構築の目的でした。
とある方との通話中に
「マルヤクデとかサダイジャのダイマックス技に比べると、
キョダイゲンエイってちょっと微妙な感じするよね」
という一言からこの構築が生まれました。
確かにバインド状態の付与で相手の交代無効化+スリップダメージという点では
キョダイゲンエイは見劣りするかも知れません。
ただし、逃げられない状態を無効化するゴーストタイプに弱点を突けること、
ダイホロウの効果発動時の負けん気・勝ち気のリスクを考えずに済むことを考えれば、
決して弱くはないキョダイマックス技であると感じました。
強いて言うなら、ゲンガーにダイマックスを割きたい場面が、
キョダイゲンエイを採用理由にしていなければあまり発生しないことなのでは無いかと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。