破片影

ポケモントリプル勢の端くれによる不定期更新なブログです。

【ORASトリプル】太鼓暗示で遊ぼう

・はじめに

この記事はPokémon Past Generation Advent Calender 2019 12日目の記事です。

 

さて皆様、ポケットモンスターシリーズの最新作であるオメガルビーアルファサファイアで楽しんでますか?

御存知の通り、全国図鑑が実装されていた最後の作品である以上オメガルビーアルファサファイアがシリーズ最新作であり、現代でもランダムマッチフリーモード・トリプルバトルは一部の日本人とメキシコ人によって研究が続けられています。

 

・着想

トリプルバトルは3対3のゲームです。

故に、いわゆる読み合いというものも非常に複雑になります。

もしもこのルールで、極限まで読みというものを省くならどうなるでしょうか?

 

いくつか答えはあると思いますが、私はDP版ライバルのとあるセリフを参考にしました。

「 じぶんの わざは ぜんぶ あてる!

 あいての わざは ぜんぶ かわす!」

突き詰めれば、相手の攻撃を被弾しなければいいという考え方ですね。

これを更に洗練させると「相手に攻撃される前に倒せばいい」という考え方になります。

 

その考えのもと、完成した構築がこちらです。

トレーナーカード(メガクチート、メタグロス、マリルリ、レパルダス、ドーブル、ポリゴンZ)

 

画像はトレーナーカードジェネレータ様(https://tc.hnys.jp/)で作成しました。

 

・個体紹介

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クチート Lv.50

持ち物:クチートナイト

性格:いじっぱり

特性:威嚇→力持ち

努力値:HP252 攻撃140 防御4 特防4 素早108

ステータス:157-135-106-x-76-84

メガシンカ後:157-157-146-x-116-84

技構成:じゃれつく/不意打ち/自己暗示/守る

物理アタッカーで自己暗示できる強いポケモンといえばクチートですね。

攻撃力はそれなりですが自己暗示と力持ちの補正で従来の8倍に引き上げます。

その状態から撃ち放つ不意打ちは並の耐久では受けられません。

じゃれつくに至っては半減でも強引に突破を狙えるほど。

先制技が不意打ちのため、自分より早い先制技持ちや変化技を多く持つ相手には

読み合いを挑むことになりますがそれを補って余りある強さでした。

 

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メタグロス Lv.50

持ち物:ラムのみ

性格:いじっぱり

特性:クリアボディ

努力値:HP252 攻撃236 防御4 特防4 素早12

ステータス:187-203-151-x-111-92

 

技構成:冷凍パンチ/バレットパンチ/自己暗示/守る

威嚇が効かない先制技と自己暗示を使える強いポケモンです。

クチートメガシンカさせる都合上このポケモンメガシンカしません。

耐久が比較的高く、火力も十分でした。

ただバレットパンチの攻撃範囲がかなり問題ではありました。

ニンフィア以外の環境によくいるポケモンに向かっては、

火力があるとは言えども相手の耐久も高いので受け切られてしまいます。

もうすこし通りのいい先制技を使えたならもっと良い評価をできたのかもしれません。

高ステータス、威嚇無効、状態異常も1度だけ無効と攻撃面はいまひとつでも、

防御面に関しては光るものがあったのでそのお陰で助かってる部分はあります。

悪くはないけどもっと改善できそう、という枠でした。

 

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マリルリ Lv.50

持ち物:オボンのみ

性格:いじっぱり

特性:ちからもち

努力値:HP228 攻撃252 防御4 特防4 素早20

ステータス:204-112-101-x-101-73

技構成:はたき落とす/アクアジェット/腹太鼓/守る

 

腹太鼓を使うなら自動的にマリルリカビゴンの2択になりやすいですね。

今回はマリルリを採用しました。理由はもちろん太鼓アクジェです。

第5世代では両立できなかったのが懐かしいですね。

何よりも腹太鼓を成立させ、自己暗示で行き渡らせることが勝つ条件なので、

味方がサポートするなら必然的にこのポケモンのためになります。

相手も当然狙ってくるポケモンですからね。

攻撃技に関しては、特にじゃれつくが欲しくなる場面が少なかったこと、

悪技の通りが非常に良いことからはたきおとすを選択しました。

 

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レパルダス Lv.50

持ち物:ゴツゴツメット

性格:ようき

特性:いたずらごころ

努力値:HP156 防御100 素早252

ステータス:159-108-83-x-70-173

技構成:猫騙し/イカサマ/アンコール/雨乞い

 

早い猫騙し要員かつ相手の行動ロックを行えるポケモンです。

雨乞いはマリルリを採用したため、メガリザYピンポイント対策です。

一応長時間続くマリルリへの疑似手助けとしても扱えます。

本当は「にらみつける」や「尻尾を振る」などを採用したかったのですが、

 

悪戯アンコールは強いです。

雨乞いも実際にメガリザYに出会った際に発動させ、

日照りを無力化できたので採用した甲斐があったと思います。

 

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ドーブル Lv.50

持ち物:気合のタスキ

性格:ようき

特性:ムラっけ

努力値:HP6 防御252 素早252

ステータス:131-40-87-x-65-139

技構成:猫騙し/この指止まれ/ダークホール/変身

 

なんでも出来るは事は単純に強いです。

ダークホールでの催眠や猫騙し、この指などでマリルリの防衛に徹したり、

自分がマリルリや腹太鼓したポケモンに変身することでアタッカーになったりします。

身を守る手段が変身しないと確保できないのが難点ですが、それ以外は非常に優秀でした。

相手視点ではスカーフではないことが判明した時点で、

守るを構成から外すとは思わないだろうという深読みを誘う狙いもあります。

そもそもドーブルに長生きしてもらう理由も多くはないですからね。

特性はムラっけにしていますが、相手が狙ってくれる可能性を少しでも上げるためです。

正直ムラっけである必要は全くありません。

変身すると自身の能力変化も消えてしまいますからね。

 

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ポリゴンZ Lv.50

持ち物:こだわりスカーフ

性格:控えめ

特性:適応力

努力値:HP4 特攻252 素早252

ステータス:161-x-90-205-95-142

技構成:破壊光線/騒ぐ/サイコキネシス/シャドーボール

 

正面の相手に向かって挨拶代わりに破壊光線を放ちます。

騒ぐは対象がランダムなものの、ポリゴンZの火力であれば強力な打点であり、

同時にドーブルの催眠対策としても扱える便利な技です。

この2種の技を採用した上で出来る限り他のポケモンにも強くすることを考えた結果、

上記の技構成となりました。

基本的に破壊光線を放って眼の前の相手を消し飛ばせれば十分です。

相手にドーブルがいたらとりあえず騒ぐ、相手がエルテラならサイコキネシスで牽制です。

2回目以降の破壊光線は撃てたらラッキー程度で考えましょう。

実際には結構な頻度で撃てる気がします。

 

・使用感

かなり癖は強いものの、爽快感のある構築になったのではないかと考えています。

少なくとも相手が行動する前に倒すのはとても楽しいものですね。

 

選出パターンは基本的に端にマリルリ、中央に猫騙し要員(レパルダスorドーブル)、

端にポリゴンZが基本になると思います。

かなり扱いについては難しいものの、マリルリが腹太鼓を決め、

それを自己暗示か変身で増殖させられればなんとか大体なんとかなります。

第2回影踏みオフで使用した際はうまく回せませんでしたが、

たいみつオフLv.4では構築の強さを引き出しながら戦えたのではないかと思っています。

少なくとも優勝できる程度には扱えました。

また、ロストジェネレーションオフにおける突発トリプル大会でもベスト4入りは出来たので、

構築のベースとしてはそれなりのものが出来ているのではないかと考えています。

 

・まとめ

 

腹太鼓を決めて暗示を行き渡らせるまでが非常に難しいものの、

決まってしまえば後は強引に先手を取り続けて無理矢理倒す力技の構築でした。

手間に見合う強さだったと言えます。

また、この戦術が成立した場合、相手の行動を行わせる前に自分が倒していることも多く、

相手が行動しないため、自動的に攻撃を被弾しなくなり、

その結果として運負けと言えるものが発生しにくくなるのも魅力でした。

ただし、選出時点でほぼほぼやりたいことはバレる都合上、

その上でどうやって相手の対策を切り抜けるか、という戦いになりやすかったように感じます。

相手に対策された上で倒しに行きたい、

という挑戦者を待ち受けたい性格の方には向いてるかもしれません。

成功さえすれば有効な対策手段も極めて少なく、使っていて楽しい構築には仕上がったので、

個人的には満足しています。

 

長文、駄文でしたがここまでお読みいただき、ありがとうございました。